沖縄電力 従量電灯の単価【11月改定】このままでいい家庭・替えるべき家庭

沖縄電力 従量電灯の単価【11月改定】このままでいい家庭・替えるべき家庭

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検針票に「従量電灯」とあれば、それは沖縄電力の標準のプランです。

電力会社を一度も変えていない家庭の多くが、このプランを契約しています。

【用語】従量電灯:地域の電力会社の標準的なプラン/kWh:使った電気の量/燃料費調整額:燃料の値段で毎月上下する料金

この記事の結論

  • 11月1日から単価が上がり、最低料金(最初の10kWhまで)は767円82銭、300kWhを超えた分は1kWhあたり49円58銭になります。
  • 月400kWhなら月約16,900円で、改定により月850円上がります。
  • 過去1年の実績では、同じ使い方で年2,174円安くなる電力会社がありました。

家族で暮らす家庭ほど、替えたときの差は大きくなります(月500kWh以上なら年5,000円以上)。

自分の使用量でいくら変わるかは、後半の「乗り換えたら安くなる?」で確かめられます。

目次

従量電灯の料金単価(2026年11月1日から)

最低料金

最初の10kWhまでは、使用量にかかわらず767円82銭です。

10kWhを超えた分から、下の3段階の単価がかかります。

電力量料金(3段階)

使用量単価
10kWhを超え120kWhまで42円06銭
120kWhを超え300kWhまで47円60銭
300kWhを超える分49円58銭

1段目と3段目の開きは、1kWhあたり7円52銭です。

電力量料金の平均単価は、使用量によってこう動きます。

  • 月150kWh → 1kWhあたり約43.25円
  • 月300kWh → 1kWhあたり約45.50円
  • 月500kWh → 1kWhあたり約47.16円

改定前と比べて、いくら上がった?

沖縄電力は、送配電の料金(託送料金)の見直しにあわせて、2026年11月1日から料金を改定します。

11月1日以降に使った分から新しい単価になり、12月分の料金から全面的に切り替わります。

項目10月まで11月から差
最低料金(10kWhまで)643円05銭767円82銭+124円77銭
電力量料金(10〜120kWh)40円20銭42円06銭+1円86銭
電力量料金(120〜300kWh)45円74銭47円60銭+1円86銭
電力量料金(300kWh超)47円72銭49円58銭+1円86銭

月300kWhなら、最低料金と電力量料金の合計で月664円、年7,968円の値上げです。

燃料費調整額と再エネ賦課金は、この改定とは別に毎月変わります。

このページの乗り換え試算では、11月分までは改定前の単価、12月分からは改定後の単価で計算しています。

改定後の単価の出典は、沖縄電力の公表資料です。

使用量別の電気代早見表

単価は11月改定後のもので、燃料費等調整単価は最新の2026年11月分の値を使っています。

燃料費等調整額と再エネ賦課金を含めた、実際の請求額に近い金額です。

区分150kWh200kWh250kWh300kWh400kWh500kWh
電気料金6,069円8,198円10,327円12,456円16,912円21,368円

契約電流と月の使用量は、検針票かWeb明細で確認できます。

燃料費等調整単価は毎月変わるため、この表の金額も毎月動きます。

世帯の目安は、月150kWhが一人暮らし、200kWhが1〜2人、400kWhが3〜4人、500kWh以上が4人以上です。

従量電灯の、月ごとの請求額月平均300kWh(使用量は季節で増減、単位:千円)8.012月9.31月8.12月7.63月8.04月9.35月10.16月13.47月15.78月15.19月14.610月12.711月2025年12月分〜2026年11月分の実際の単価で計算

いちばん高い8月は15,740円、いちばん安い3月は7,607円でした。

同じ使い方でも、季節で請求額がこれだけ変わります。

従量電灯のメリット・デメリット

メリット:規制料金だけにある3つの安心

1. 燃料費調整に上限がある

上限は1kWhあたり7円09銭で、2026年11月分の単価は−9円20銭です。

今は上限まで余裕がありますが、2022年のように燃料が高騰したときに、電気代の上がり方を抑えてくれます。

2. 解約金がかからない

いつやめても、解約金や違約金はかかりません。

ほかの会社を試して、合わなければ別の会社に移ることも気軽にできます。

3. 料金の仕組みが国のチェックを受けている

単価や条件を変えるときは、国への申請や届出が必要です。

料金の計算方法も公開されていて、だれでも確かめられます。

デメリット:使うほど単価が上がる

300kWhを超えた分は1kWhあたり49円58銭で、最初の120kWhまでより7円52銭高くなります。

月500kWh使う家庭では、電力量料金の約42%がこの高い単価の分です。

ポイント還元や、ガス・携帯とのセット割もありません。

使用量の多い家庭ほど、ほかの会社と比べて差がつきやすくなります。

反対に、月300kWhを超えない家庭なら、この弱点の影響はあまり大きくありません。

燃料や電力市場の値上がりに強い?

従量電灯の値上がりへの強さは、4段階のうち強いほうから2番目です。

燃料や市場の値上がりへの強さ従量電灯1単価が固定2燃料費調整上限あり3燃料費調整上限なし4A市場連動毎月の調整費4B市場連動30分ごと← 値上がりに強い弱い →4Aと4Bは同じ段階で、市場の価格の反映のしかたがちがいます
強さ料金のしくみ値上がりのとき
1単価が固定契約の期間中は、燃料や市場の価格が上がっても単価が変わりません
2(このプラン)燃料費調整・上限あり燃料の価格に合わせて上がりますが、上限で止まります
3燃料費調整・上限なし燃料の価格に合わせて、3〜5か月遅れで上がります
4A市場連動・毎月の調整費電力市場の1か月の平均価格から決まる調整費が、その月か1か月遅れで電気代に乗ります
4B市場連動・30分ごと30分ごとの市場価格が、そのまま電気の代金になります。遅れがなく、使う時間帯で金額が変わります

従量電灯の燃料費調整額には、上限があります。

燃料の価格が大きく上がった時期でも、上限より上には上がりません。

これからの見通し

燃料費調整額は、12月分も上がる見込みです。

燃料費調整額は、3〜5か月前の燃料の輸入価格で決まります。

11月分までは各社が発表ずみで、12月分は、もとになる輸入価格のうち2か月分がすでに分かっています。

輸入価格5月6月7月8月
LNG(1tあたり)98,980円92,100円109,330円117,870円
石炭(1tあたり)25,120円25,920円26,560円26,080円
原油(1klあたり)114,080円117,680円116,380円102,690円

輸入価格は、財務省の通関統計(新電力ネットの集計、2026-10-21確認)の数字です。燃料費調整の式は会社ごとに違うため、向きの目安としてご覧ください。

それより先の月は、まだ輸入されていない燃料の価格で決まるため、予想していません。

燃料がさらに上がっても、従量電灯の燃料費調整額は上限より上には上がりません。

上限や固定のあるプランには、燃料が安い時期は割高になりやすいという面もあるので、覚えておきましょう。

燃料や市場の価格が下がっている時期は、3や4のプランが有利になります。

燃料費調整額のしくみは、燃料費調整額とは?で説明しています。

乗り換えたら安くなる?

2025年12月〜2026年11月の実際の単価で試算しました。

比較相手は、同じ条件でこのエリアで最も安かったプランです。

※冒頭で示した最新月1か月分の請求額とは違い、こちらは燃料費調整額などの変動を含めた「過去1年間の平均月額」で比べています。

月400kWhの場合

プラン平均月額年額換算
沖縄電力 従量電灯14,899円178,784円
のむシリカ電力 従量電灯(沖縄エリア)14,717円176,610円

のむシリカ電力のほうが年間2,174円(月あたり181円)安いという結果でした。

ただし差は大きくないため、月によっては逆転します。

使用量を変えて比べると

月の使用量を変えて、他社で最も安かったプランと1年分の金額を比べました。

月の使用量従量電灯他社で最も安かったプラン安いほう
200kWh85,634円84,588円
(のむシリカ電力 従量電灯(沖縄エリア))
のむシリカ電力(年1,046円)
300kWh131,803円130,197円
(のむシリカ電力 従量電灯(沖縄エリア))
のむシリカ電力(年1,606円)
500kWh226,600円220,154円
(シンエナジー 【昼】生活フィットプラン)
シンエナジー(年6,446円)

金額は年額で、過去12か月の実績で計算しています。

どの使用量でも、ほかの会社のほうが安い結果でした。

使う時間帯によっても、結論は動きます。

エリア内の他のプランを含めた順位と、自分の条件での試算は沖縄エリアの電力会社ランキングにまとめました。

沖縄電力の従量電灯より、年1,000円以上安かった会社です(上の条件と同じ使い方)。

順位会社とプラン沖縄電力より
1位のむシリカ電力 従量電灯(沖縄エリア)年2,174円安い
2位auでんき でんきMプラン(沖縄エリア)年1,986円安い
3位シンエナジー 【昼】生活フィットプラン年1,751円安い

初めて申し込む人は、1年目がもっと安くなる

初めて申し込む人向けの特典をこみにすると、1年目の順位が変わります。

沖縄電力の従量電灯のままと比べた、1年の差です(月400kWh)。

順位会社とプラン1年目(特典こみ)2年目から
1位ソフトバンクでんき おうちでんき(沖縄エリア)年18,199円安い沖縄電力とほぼ同じ料金
2位auでんき でんきMプラン(沖縄エリア)年6,986円安い年1,986円安い
3位のむシリカ電力 従量電灯(沖縄エリア)年2,174円安い年2,174円安い

1年目だけ安くしたいならソフトバンクでんき、2年目からも安さを重視するならのむシリカ電力、という選び方になります。

ソフトバンクでんきは、安くなるのが1年目の特典の分だけです。

2年目からは、沖縄電力の従量電灯とほぼ同じ料金になります。

  • ソフトバンクでんき:初月の電気代が無料で、その翌月から3か月は毎月最大1,100円引きです。
    Webで申し込む、初めての人が対象で、1年未満で解約すると3,000円かかります。
    東京エリアのおうちでんき(T)は2年契約なので、24か月目の末日までの解約には、契約解除料5,000円と解約事務手数料550円も必要です。
  • auでんき:Webで申し込むと、au PAY残高5,000円分がもらえます。
    使い始めた月から12か月以内に解約すると、2,200円の違約金がかかることがあります。
初月無料は「使い始めた日から最初の検針日の前日まで」なので、始める日によっては1か月に満たないことがあります。ほかの会社の期間限定のキャンペーンは含めていません。

ソフトバンクでんきの料金を、公式サイトで見る

のむシリカ電力の料金を、公式サイトで見る

乗り換えるときの手間と不安

乗り換えをためらう理由は、金額よりも「面倒そう」「何かあったら怖い」という気持ちかもしれません。

実際の手間とリスクは、思っているより小さいものです。

  • 申し込みはネットで完結:多くの会社はWebで申し込めます。検針票が手元にあれば、10分ほどで終わります。
  • 今の会社への連絡は不要:沖縄電力の解約手続きは、新しい会社が代わりに行います。
  • 工事は原則なし:スマートメーターが付いていれば工事はありません。付いていない場合も、メーターの交換は無料で、立ち会いは原則いりません。
  • 停電しない・品質も同じ:電気を届ける電線は今までと同じです。停電のしやすさも変わりません。
  • 従量電灯の解約金はゼロ:やめるときの費用はかかりません。新しい会社の解約金だけ、申し込む前に確かめておきましょう。

沖縄電力のほかのプランとの違い

同じ会社で選べるプランです。

違いをひとことでまとめました。

どのプランが自分に合うかは、沖縄電力 プラン比較で比べています。

電気代の計算方法|月300kWhの計算例

請求額 = 基本料金 + 電力量料金 + 燃料費等調整額 + 再エネ賦課金

項目計算金額
最低料金(最初の10kWhまで)—768円
電力量料金1段目110kWh × 42円06銭4,627円
電力量料金2段目180kWh × 47円60銭8,568円
燃料費等調整額300kWh × −9円20銭-2,760円
再エネ賦課金300kWh × 4円18銭1,254円
請求額—12,456円

2026年11月分の燃料費等調整単価は−9円20銭/kWh。

マイナスなので、この月は2,760円が請求額から差し引かれています。

再エネ賦課金は全国一律で、4円18銭。

燃料費等調整額と再エネ賦課金の仕組みは、電気代の計算方法で解説しています。

※本記事では、国が実施する電気・ガス料金支援による値引きを含まない単価を使用しています。この値引きは全電力会社に一律で適用されるため、プランの比較材料にはなりません。

まとめ:このままでいい家庭・替えるべき家庭

このままでいい家庭

  • 月の使用量が500kWhより少なく、替えても差が小さい家庭
  • 燃料が高騰したときの上限の安心を、いちばん大事にしたい家庭
  • 電力会社の手続きを、できるだけしたくない家庭

替えるべき家庭

  • 月500kWh以上使う家庭(年5,000円以上安くなる会社がある)
  • 月300kWhを超えて使う月が多い家庭
  • ポイントや、ガス・携帯とのセット割を使える家庭

迷ったら、まずは検針票で1年分の使用量を確かめてみてください。

沖縄電力の従量電灯は解約金がかからないので、ほかの会社を試すハードルは高くありません。

ソフトバンクでんきの料金を、公式サイトで見る

のむシリカ電力の料金を、公式サイトで見る

ほかの会社もふくめた順位は、沖縄エリアの電力会社ランキングで確かめられます。

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単価の出典:沖縄電力「従量電灯」(2026-09-16確認)
燃料費等調整単価:2026年11月分/−9円20銭(国の値引き前)
燃料費調整単価の上限:7円09銭/kWh
再エネ賦課金:4円18銭
乗り換え試算の対象期間:2025-12〜2026-11(12か月の実績)
使用量の季節の増減:月平均の使用量に、エリアごとの月別の倍率(資源エネルギー庁「電力調査統計」の低圧の月別電力量、2024・2025年度の平均)をかけて、月ごとの請求額を計算
更新ルール:単価表は改定時のみ。燃料費等調整単価と乗り換え試算は月1回更新

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