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四国エリアでオール電化の家に住んでいて、「どのプランがいちばん安いのか」と迷っている人も多いと思います。
時間帯別のプランは、同じ会社の中でも時間の区切りや単価が大きく違います。
このページでは、四国電力・オクトパスエナジーが新しく受け付けている時間帯別の4プランを、使用量と夜の使用割合ごとに1年分計算しました。
単価は公式の料金表、燃料費調整額は過去12か月の実績を使っています。
【用語】燃料費調整額:燃料の値段で毎月上下する料金/kWh:使った電気の量/従量電灯:地域の電力会社の標準的なプラン結論
- 月600kWh・夜の割合50%なら、いちばん安いのは昼トクeプラン(昼沸き上げ)で、年224,837円でした
- 四国電力の従量電灯Aで契約した場合より、年31,857円安くなります
- ふつうの夜に沸き上げるエコキュートの家庭では、でんかeプランがいちばん安く、年233,767円でした
- 夜の割合が60%や40%の家庭でも、順位は変わりませんでした
金額は国の値引き(電気・ガス料金支援)の前で、燃料費調整額と再エネ賦課金を含みます。
使い方は、電力会社の公式の試算と国の製品データをもとにしたモデルで計算しています(くわしくは「計算の前提」の節)。
四国エリアのオール電化向けプランランキング(月600kWh)
「昼沸き上げ」と書いたプランは、昼に沸き上げられるエコキュート(おひさまエコキュートなど)や、太陽光・蓄電池がある家庭向けです。
ふつうの夜に沸き上げるエコキュートの家庭は、それ以外のプランから選んでください。
1位 昼トクeプラン(昼沸き上げ)
月600kWhで年224,837円(月平均18,736円)でした。
四国電力の従量電灯Aより年31,857円安い計算です。
- 安い時間:9〜15時(毎日)
- 申し込みの条件:昼間にわかすエコキュート(1kVA以上、主なわき上げを9〜15時)を使う家庭
- 基本料金の決まり方:基本料金は、契約電力(kW)で決まります。10kWまでは1契約の料金です。
くわしい単価と計算は、昼トクeプラン(昼沸き上げ)の記事で紹介しています。
2位 でんかeプラン
月600kWhで年233,767円(月平均19,481円)でした。
四国電力の従量電灯Aより年22,927円安い計算です。
- 安い時間:平日は23時〜翌9時、休日は0〜24時
- 申し込みの条件:平日昼間以外に使用を移せる家庭(割引は電化機器の設置が条件)
- 基本料金の決まり方:基本料金は、契約電力(kW)で決まります。10kWまでは1契約の料金です。
くわしい単価と計算は、でんかeプランの記事で紹介しています。
3位 オール電化オクトパス-サンシャイン(昼沸き上げ)
月600kWhで年238,953円(月平均19,913円)でした。
四国電力の従量電灯Aより年17,741円安い計算です。
- 安い時間:9〜15時(毎日)
- 申し込みの条件:昼に沸き上げるヒートポンプ給湯器(エコキュートなど、主に9〜15時に沸き上げるもの。総容量1kVA以上)を持っている家庭
- 基本料金の決まり方:基本料金は、10kWまでは1契約で1日72.50円で、その月の日数をかけて計算します。契約電力は、スマートメーターで測った最大の使用電力(その月と前の11か月の最大のうち、大きいほう)です。
くわしい単価と計算は、オール電化オクトパス-サンシャイン(昼沸き上げ)の記事で紹介しています。
4位 オール電化オクトパス
月600kWhで年241,725円(月平均20,144円)でした。
四国電力の従量電灯Aより年14,969円安い計算です。
- 安い時間:23時〜翌9時(毎日)
- 申し込みの条件:夜間蓄熱式機器(エコキュートなど)またはオフピーク蓄熱式電気温水器(総容量1kVA以上)を持っている家庭
- 基本料金の決まり方:基本料金は、10kWまでは1契約で1日72.50円で、その月の日数をかけて計算します。契約電力は、スマートメーターで測った最大の使用電力(その月と前の11か月の最大のうち、大きいほう)です。
くわしい単価と計算は、オール電化オクトパスの記事で紹介しています。
夜に使う割合別の比較
同じ使用量でも、夜(22〜8時)に使う割合で、安いプランは変わります。
月600kWhで、夜の割合が60%・50%・40%の家庭を比べました。
| プラン | 夜60% | 夜50% | 夜40% |
|---|---|---|---|
| 昼トクeプラン(昼沸き上げ) | 225,287円 | 224,837円 | 224,387円 |
| でんかeプラン | 230,769円 | 233,767円 | 236,766円 |
| オール電化オクトパス-サンシャイン(昼沸き上げ) | 242,082円 | 238,953円 | 235,824円 |
| オール電化オクトパス | 237,369円 | 241,725円 | 246,082円 |
太字は、その夜の割合でいちばん安いプランです。
自分の家の夜の割合は、Web明細の時間帯別の使用量で確かめられます。
使用量別の比較
月の使用量ごとに、1年分を比べました(夜の割合は標準の50%)。
| プラン | 400kWh | 600kWh | 800kWh | 1000kWh |
|---|---|---|---|---|
| 昼トクeプラン(昼沸き上げ) | 156,526円 | 224,837円 | 293,087円 | 361,312円 |
| でんかeプラン | 159,820円 | 233,767円 | 307,653円 | 381,508円 |
| オール電化オクトパス-サンシャイン(昼沸き上げ) | 165,670円 | 238,953円 | 312,174円 | 385,366円 |
| オール電化オクトパス | 167,517円 | 241,725円 | 315,871円 | 389,986円 |
| 四国電力の従量電灯A(参考) | 164,841円 | 256,694円 | 348,536円 | 440,341円 |
四国電力の従量電灯Aは、使用量だけで計算しています。
選ぶときに確かめたいこと
安い時間が「夜」か「昼」か
時間帯別のプランは、夜が安いものだけではありません。
昼が安いプランは、昼に沸き上げられるエコキュート(おひさまエコキュートなど)や、太陽光・蓄電池がある家庭向けです。
基本料金の決まり方
このエリアのプランは、基本料金が「実量」で決まります。
スマートメーターで測った「30分間の平均の使用電力」のうち、過去1年でいちばん大きい値(kW)が、契約電力です。
エアコンやエコキュート、IHなどを同時に使う時間が長いほど、大きくなります。
自分の値は、検針票やWeb明細の「契約電力」の欄で確かめられます。
| プラン | 決まり方 | 契約が大きくなると(月600kWh・1年分) |
|---|---|---|
| でんかeプラン | 実量(kW) | 変わらない(10kWまで) |
| 昼トクeプラン(昼沸き上げ) | 実量(kW) | 変わらない(10kWまで) |
| オール電化オクトパス | 実量(kW) | 変わらない(10kWまで) |
| オール電化オクトパス-サンシャイン(昼沸き上げ) | 実量(kW) | 変わらない(10kWまで) |
契約の大きさを3〜10kW(kVA)のどれにしても、いちばん安いのは昼トクeプラン(昼沸き上げ)のままでした。
燃料費調整額に上限がない
時間帯別のプランは自由料金なので、燃料費調整額に上限がありません。
燃料の価格が大きく上がった時期には、その分がそのまま電気代に乗ります。
古いオール電化プランを使っている家庭へ
四国電力の古い時間帯別プランは、新しい申し込みを受け付けていません。
一度替えると戻れないので、今のプランと比べてから決めるのがおすすめです。
計算の前提
オール電化の家庭が、何時にどれだけ電気を使うかの公的な実測データは、調べた範囲では見つかりませんでした。
そのかわり、電力会社が公式に出している「モデル家庭の試算」と、国の製品データをもとに、次のように計算しています。
- 月の使用量:月平均の使用量に、四国エリアの月別の倍率(資源エネルギー庁「電力調査統計」)をかけて、季節で増減させています
- 給湯(エコキュート):月600kWhの家庭で月116kWhとし、使用量に合わせて増減させています。資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」の登録データ(4人世帯の想定)の年間消費電力量の中央値(一般地1,389kWh)をもとにしています
- 沸き上げの時間:エコキュートは、契約プランのいちばん安い時間に沸き上げる設定にしたとしています(沸き上げの時間は、メーカーの公式で、契約に合わせて設定できると案内されています)
- 夜(22〜8時)に使う割合:標準を50%とし、60%・40%の家庭も計算しています。標準の50%は、九州電力のモデルケース(4人家族・エコキュート+IH、月610kWhのうち夜間305kWh)と同じです
- 1日の使い方の形:給湯以外の電気は、環境省「家庭における電力消費量実測調査」(平成25年度)の、季節ごとの1日の形を借りています(ガス併用の戸建ての測定値で、夜と昼の配分だけを上の割合に合わせています)
- 基本料金:最大の使用電力(または契約)が10kW(kVA)以内の家庭として計算しています。kWやkVAごとに基本料金がかかるプランは、各プランの記事に書いた大きさで計算しています
- 季節の区切り:料金の月で判定しています(実際は、使った日や検針の区切りで切り替わります)
電力会社の試算と比べると
この計算の配分が、電力会社の公式のモデル家庭と大きくずれていないかを確かめました(標準の夜50%・1年分の平均)。
| モデル家庭 | 時間帯 | 公式の試算 | この計算 |
|---|---|---|---|
| 九州電力 電化でナイト・セレクト(4人家族・エコキュート+IH) | 夜間 | 50.0% | 50.0% |
| 平日昼間 | 28.0% | 32.9% | |
| 休日昼間 | 22.0% | 17.1% | |
| 九州電力 おひさま昼トクプラン(4人家族・おひさまエコキュート+IH) | おひさまタイム | 38.1% | 37.0% |
| シフトタイム | 18.5% | 13.5% | |
| だんらんタイム | 43.5% | 49.4% | |
| 中部電力ミライズ スマートライフプラン(契約10kVA) | ナイトタイム | 46.8% | 50.0% |
| @ホームタイム | 42.6% | 36.4% | |
| デイタイム | 10.7% | 13.6% | |
| 東北電力 よりそう+スマートタイム(仙台・戸建て・4人) | 平日夜間・休日 | 73.6% | 67.1% |
| 平日昼間 | 26.4% | 32.9% |
ずれは、いちばん大きいところで6.5ポイントでした。
東北電力のモデルは、この計算より夜と休日の割合が高めです。夜の割合60%の結果もあわせて見てください。
実際の金額は、家の広さや機器、使い方で大きく変わります。
時間帯ごとの使用量がわかる人は、四国電力の公式サイトのシミュレーションでも確かめてください。
このページで比べていないもの
- 新しい申し込みを受け付けていない、四国電力の古いオール電化プラン(今の契約者の方は、そのまま使い続けられます)
- まだ調べていない新電力の時間帯別プラン(順に追加していく予定です)
- 30分ごとに単価が変わる市場連動型のプラン
関連記事
単価の出典:四国電力の公式の料金表(2026-10-19確認)
燃料費調整額:四国エリアの四国電力の自由料金の単価(国の値引き前)
比較の対象期間:2025年12月分〜2026年11月分(12か月の実績)
使用量の季節の増減:月平均の使用量に、エリアごとの月別の倍率(資源エネルギー庁「電力調査統計」の低圧の月別電力量、2024・2025年度の平均)をかけて、月ごとの請求額を計算
使い方のモデル:環境省「家庭における電力消費量実測調査」(平成25年度)の1日の使い方の形と、給湯を安い時間に沸き上げる想定
更新ルール:単価表は改定時のみ。燃料費調整額と年間の試算は月1回更新

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